脂肪吸引とは?
脂肪吸引(リポサクション、脂肪形成術とも呼ばれます)とは、体の特定部位に蓄積した不要な脂肪を、高圧吸引によって取り除く美容外科手術です。
「リポ」は脂肪を、「サクション」は吸引を意味し、脂肪の輪郭を整え、体の形を美しく整えることを目的としています。
多くの方が減量手術と誤解しがちですが、脂肪吸引はダイエットや運動の代わりではありません。
対象となるのは、体重が安定しているものの、特定部位の脂肪が落ちにくい方です。

脂肪吸引に適している体の部位
脂肪吸引は、以下のような部位に適用できます:
- 腹部
- ヒップ(お尻)
- 太もも(内側・外側)
- 背中
- 二の腕
- あご周り
どの部位に脂肪吸引が最適かは、事前カウンセリングで医師と相談しながら決定します。
手術前の準備
脂肪吸引を受ける前には、専門の形成外科医による事前評価が必要です。
医師は、健康状態や病歴をチェックし、場合によっては採血や心電図(ECG)検査を行います。
また、現在服用している薬やサプリメントについても必ず申告しましょう。
注意点
- 血液をサラサラにする薬剤は、手術の1週間以上前から中止を求められることがあります。
- 喫煙や飲酒は治癒を遅らせるため、手術前後数週間は控えることが推奨されます。
脂肪除去量が少ない場合はクリニックで施術可能ですが、大量除去が必要な場合は病院での施術が選ばれます。

手術前後に期待できること
手術前
施術前に医師が脂肪除去部位にマーキングし、施術前後の比較用写真を撮影する場合もあります。
使用される脂肪吸引技術は、患者様の体質や目標に応じて選択されます。
主な脂肪吸引の技術
吸引補助脂肪吸引(SAL)
- 生理食塩水、局所麻酔薬、血管収縮薬を混合した液体を注入
- 細いチューブで脂肪と体液を吸引
レーザー脂肪吸引(LAL)
- 小さな切開部からレーザーファイバーを挿入し、脂肪を分解
- より精密でダメージが少ないのが特徴
パワーアシスト脂肪吸引(PAL)
- チューブが高速で前後運動することで、脂肪を効率的に除去
- 以前に脂肪吸引を受けた方や、大量除去が必要な方に適用されることが多い
手術中の流れ
- 局所麻酔または静脈麻酔(場合により全身麻酔)が使用されます。
- 手術チームが血圧、心拍数、酸素濃度を常時モニター。
- 手術時間は除去する脂肪量によりますが、数時間程度が一般的です。
脂肪除去量が多い場合や体調によっては、一晩入院が必要となるケースもあります。
